渋沢栄一は尋常ではない女好き！嫁と同居の妾も！愛人もたくさんいた！

大河ドラマ「青天を衝け」の主人公・渋沢栄一は財界で活躍した偉人で知られていますが女好きです。

それもただの女好きではなく、尋常ではない女好きで妻の他に妾（めかけ）や愛人が多くいたそうです。

『明眸皓歯（めいぼうこうし）に関することを除いては、俯仰天地（ふぎょうてんち）に恥じることはない』

と言っており、これは「美女（美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並びのさま）に関することを除いては、心にやましいところがないので、恥じることは何一つない、美女には勝てない。」という意味で女性が好き過ぎて女性の美しさには勝てないということです。

大河ドラマでは尋常ではない女好きの渋沢栄一を再現できないでしょうね。

今回は渋沢栄一の女性関係について調べてみました。

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渋沢栄一の前妻・後妻との出会いのきっかけやエピソード

渋沢栄一には前妻の千代と後妻の兼子がいます。

前妻の尾高千代は渋沢栄一からとても愛されていた

渋沢栄一は1858年12月7日、18歳の時に17歳の尾高千代と結婚しました。

尾高千代とは従姉妹で、渋沢栄一は尾高千代の兄である尾高惇忠が開いた塾に通っており、千代とは幼馴染のような関係だったようです。

渋沢栄一は京都逃亡後、千代に22通手紙を送っている

渋沢栄一は1863年に尊王攘夷思想に目覚め、高崎城襲撃や横浜焼き討ちを計画しますが、尾高長七郎に止められ未遂に終わり、その後京都へ逃亡しました。

結婚してから5年と経たないうちに別居することになりましたが、渋沢栄一は千代をとても愛していたようで、以下のような手紙を送っています。

「かねてこなた心は承知の通りにて、たとえ十年が二十年とても相かわりなき赤心、ただただ憐れむべきはそなた事に候えども・・・」

「その節まではよくよく貞操御守りなされたく頼み入り候」　

出典：フカペディアFukapedia

これらは千代の浮気や離婚を恐れており、そうならないでくれと懇願している手紙です。

千代に22通の手紙を送っているようですので愛妻家だったのでしょう。

しかし、千代は字が上手ではなかったので返事をなかなか書かなかったようで、渋沢栄一が、

「たまには返事をよこさないと、浮気をするぞ」という手紙を書いていたようですね。

千代はコレラにより42歳で亡くなった

千代は1882年7月14日にコレラにより42歳という若さで亡くなりました。

コレラはコレラ菌に汚染された水や食物を口にすることで感染しますので、衛生面が良くなかったのでしょう。

現在適切な処置を行えば致死率は1～2％程度だそうですが、江戸時代の致死率は60％ととも言われています。

後妻・伊藤兼子は川越の元豪商の娘だったが没落し芸者で生計を立てていた

千代が亡くなった翌年の1883年に渋沢栄一の後妻に伊藤兼子を迎えました。

兼子は伊藤八兵衛という豪商の娘でしたが為替取引の失敗で没落し、芸者の仕事を探している時に渋沢栄一と出会いました。

兼子が渋沢栄一の家に行くと、以前に自分が生活していた屋敷だったそうです。

妙な縁ではありますが、兼子からしたら複雑な思いだったでしょうね。

渋沢栄一との間に男2人、女2人の4人の子供を授かりました。

渋沢栄一が女好きになったのはいつから？

渋沢栄一が女好きになったのがいつからかは分かる情報はありません。

渋沢栄一は高崎城襲撃や横浜焼き討ちを計画して頓挫した後に京都へ逃亡しますが、そんな緊急事態の最中でも立ち寄った場所があり、それが遊郭・吉原です。

自分の身が危ないのに吉原を優先するあたりが普通ではありませんね。

京都から千代に対して一途な手紙を送っていましたが、その前から既に女好きだったのは確実でしょうね。

渋沢栄一が女好きになったきっかけはあるの？

渋沢栄一が女好きになったきっかけが分かる情報はありません。

元々の性癖によるものでしょうか。

女好きとして後世に名を残すことになりますが、それだけ好きなことには行動力があったという証と言えるかもしれませんね。

渋沢栄一の妾たちやその子供について。子供は頭取や社長になって活躍！

妾とは、婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指します。

当時は、妾がいるということは、男性として経済的に非常に豊かであるという証で、富豪でも妾を持っていないと、世間の信用を得られなかったそうです。

一種のステータスのようなものでしょうが、現代では考えられないことですね。

当時の渋沢家では、嫡子、庶子合わせて20人はいたと言われています。

驚きしかありませんがこれが普通だったようです。

渋沢栄一の妾・大内くには正妻の千代と同居していた！

渋沢栄一は出張先の大阪で大内くにと出会い、大阪から東京に戻る時に大内くにも連れて帰ったそうです。

現地で知り合って仲良くなるというのは分かりますが、連れて帰るというのはさすがとしか言いようがありません。

さらには自宅に住まわせたというのですから現代では考えられませんね。

正妻である千代が追い出しそうなものですが、妾の大内くにと2人の娘の同居を許しています。

いったい家の中はどんな状況なんでしょうか。

ただこれがこの時代では珍しいことではないようですね。

勝海舟も少なくとも妾が5人はいたと言われ、妾の子も同居させていたそうです。

大内くにの子は社長や頭取の嫁になっている！

渋沢栄一には妾との子である庶子はたくさんいるようですが、正式に認められているのは4人で、その内の2人が大内くにとの子で、文子（ふみ）と照子（てる）です。

文子は、渋沢栄一の正妻である千代の兄の子である尾高次郎に嫁ぎました。

尾高次郎は武州銀行（合併で元・埼玉銀行に。現・埼玉りそな銀行）の初代頭取になるなど財界で活躍しています。

照子は富士製紙（王子製紙と合併し消滅）社長となった大川平三郎に嫁ぎました。

この大川平三郎の孫が、競馬の神様と言われ1日全レース的中のパーフェクト予想を達成した大川慶次郎です。

文子の嫁ぎ先が千代の親族というのも驚きですが、関係は良かったのでしょうね。

渋沢栄一と大内くにの関係はその後解消されますが、渋沢家には出入りしていたようです。

渋沢栄一の妾・田中久尾は大阪から連れて来られ同居していた！

田中久尾も妾の1人ですが、認められた庶子はいないようです。

日刊新聞の「弊風一斑 蓄妾の実例」というコーナーに、

渋沢栄一は深川福住町四番地の自宅に大坂より連れ来りし田中久尾（ひさお）（二十八、九）という古き妾あり。

引用：デイリー新潮

と書かれていたようです。

このコーナーは今日の不倫カップルコーナーのようなものだそうです。

田中久尾の出身は大阪ですが、渋沢栄一に連れてこられ同居していました。

危ういコーナーですが、女性地位の向上を目的としていたようです。

渋沢栄一の妾・鈴木かめは吉原の元芸妓で、その子供は第一銀行頭取の長谷川重三郎！

鈴木かめは吉原仲ﾉ町の林家の芸妓「小亀」だったそうです。

こちらも前述の日刊新聞の「弊風一斑 蓄妾の実例」に。

日本橋浜町一丁目三番地の別宅には元（も）と吉原仲の町林家小亀こと鈴木かめ（二十四）なる妾を蓄（やしな）う

引用：デイリー新潮

と書かれています。

20代の女性を次々と妾にしていく渋沢栄一はすごいですね。

どうやって妾にしていたのか気になりますが経済力のなせる業でしょうか。

この鈴木かめとの間には長谷川重三郎を授かっており、庶子として認められています。

長谷川重三郎は渋沢栄一が創業した第一銀行（現・みずほ銀行）に入り、行内では非常に大きな影響力を持っており、頭取にまでなっています。

本人の資質もあるでしょうが親の力は絶大なんでしょうね。

驚くのは長谷川重三郎は渋沢栄一が68歳の時の子だとのことです。

このことについて渋沢栄一は「いや、お恥ずかしい。若気の至りで……」と話しています。

68歳で若気も何もないような気はしますが、生涯現役ということなのでしょう。

渋沢栄一の愛人のエピソード。新選組の女性やヨーロッパでも女性に手を出している！

渋沢栄一には、妾以外に愛人も数多くいたそうで、愛人との子の数は一説では50人とも言われているそうです。

また渋沢栄一が80代になってからの愛人の子もいるそうです。

どこに行っても女性には手を出していたようですね。

新撰組の女性に手を出したエピソード

京都滞在中に新選組の隊士の女性に手を出して新選組ともめています。

ここまでくると見境ないですね。

女性に手を出された新選組隊士は仲間を連れて渋沢家を襲撃しましたが、何とか話し合いで解決することが出来たそうです。

ヨーロッパに渡航した際のエピソード

渋沢栄一は海外でも女性に手を出しています。

渋沢栄一は1866年に幕臣としてヨーロッパへ渡航しヨーロッパの進んだ文明を視察する傍ら、ヨーロッパで女性に手を出しており、渋沢栄一はその女性に、

「これもなにかの縁なので、美人よ、私の元に来てください。そして両国の関係も親密なものにしましょう。ただ私は現在公務を控えているので、必ず後から日本に来てください」

それに対して女性は、

「嘘もある程度までは許せますが、大嘘は人を怒らせるどころか笑ってしまいます。私が本当に海を渡ってきたら、貴男も困るでしょうから私はこの話には乗れません」

と言ったそうです。

結局この女性は日本には来なかったそうですが、海外でも女好きの本領を発揮していたようです。

渋沢栄一の女好きについてのまとめ

渋沢栄一は財界でとても活躍した偉人で、素晴らしい功績を残していますがその一方で尋常ではない女好きでした。

正妻の他に妾、愛人を持つなど現代では考えられないことですが、当時は珍しいことではなかったようです。

これまでにも紙幣の肖像の候補には上がっては見送られていたようですが、女関係が派手であることも理由の1つのようです。

少子高齢化が進む現代ですが、少しだけ渋沢栄一の精力を見習った方がいいのかもしれませんね。

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