池上彰氏の番組内での発言とは?
問題となった発言は1月30日放送の「そうだっだのか池上彰の学べるニュース」で起きました。
当番組は司会の池上彰氏が世の中で起きていることに対してゲストを招いて視聴者に分かりやすく解説していくスタイルですね。
今回指摘されているのは、
という池上彰氏の発言です。
いや、香港人権・民主人権法案にサインしたのはトランプ大統領(当時)なんだけど…
— ななりな🐟🏐🍣🎷🍞🏀 (@naocracy46) January 30, 2021
逆に、バイデンさんって副大統領を務めてたときに起こった雨傘革命で何か行動したっけ?
言わされてるのかもしれないけど池上彰も劣化したな pic.twitter.com/cSDsgKv1PJ
この発言は物議を醸しているようですね。
物議をかもしている理由は人権問題に対して「トランプは何も言ってこなかった」という部分がウソだということです。
テレビでウソの発言となると問題がありそうですね。
トランプ氏は中国によるウイグル弾圧や香港弾圧について何も言わなかったのか?
Twitterではこれについては反論が多いですね。
外国人タレントのフィフィさんらも反論のツイートをしています。
またテレビで堂々とトランプは人権問題に関心が無かった。とデタラメを垂れ流してるんですか…中国の人権問題を黙認してるのはマスコミ。トランプ政権は再三人権問題を取り上げ中国を非難、そこに加担するグローバル企業まで名指しで批判。またトランプ氏は拉致問題に言及した米大統領でもありました。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) January 30, 2021
#池上彰
— 清水ともみ (@swim_shu) January 30, 2021
嘘ばっかり言ってるんじゃないよ。中国の手先でしょうか。
池上彰氏「トランプ大統領はウイグルや香港の人権問題に何もしなかった。それにくらべてバイデンさんは人権派」
トランプ大統領はチベット人・ウイグル人・香港人のために動いた人物。大統領令を発しそして人権法を作りました。
— えっとね⛅️ (@ettoneeee) January 30, 2021
池上彰氏の発言は100%嘘です。
視聴者に届けたい。池上彰氏は嘘を織り交ぜ日本を貶める売国奴。それに意義を唱えないマスメディアも害悪でしかありません。まずは視聴をやめよう!
ウイグル弾圧、香港弾圧については以下の記事があります。
全て産経新聞の記事を引用していますが、同様の内容の記事は朝日新聞、毎日新聞にも記載されています。
ウイグル弾圧
トランプ米大統領は17日、中国新疆ウイグル自治区でイスラム教徒少数民族ウイグル族の弾圧に関与した中国当局者に制裁を科すウイグル人権法案に署名し、同法は成立した。
同法は政権に対し、ウイグル族弾圧に関わった中国当局者らを特定する報告書を180日以内に議会に提出し、資金凍結やビザ(査証)取り消しなどの制裁を科すよう求めている。
引用元:産経新聞
はっきりと「ウイグル族の弾圧に関与した中国当局者に制裁を科すウイグル人権法案に署名」と記載されていますよね。
そしてトランプ氏が大統領を退任する直前の2021年1月19日にはポンぺオ前米国務長官がウイグル自治区の問題はジェノサイド(大量虐殺)と認定しています。
ジェノサイド認定(ウイグル)
ポンペオ米国務長官は19日、中国による新疆ウイグル自治区のウイグル族などのイスラム教徒少数民族に対する弾圧に関し、国際法上の犯罪となる「ジェノサイド(民族大量虐殺)」および「人道に対する罪」であると認定した
引用元:産経新聞
産経新聞引用
このようにウイグル問題には中国に対してジェノサイドであると発信しています。
香港弾圧
トランプ米大統領は14日、香港に約束された「高度な自治」の抑圧に関与した中国当局者や組織、金融機関に対して米政府が制裁を科すことを求める「香港自治法案」に署名し、成立させた。
引用元:産経新聞
香港弾圧について制裁を科すことを求める「香港自治法案」に署名していることが分かります。
ウイグル弾圧にしても香港弾圧にしてもトランプ氏が何も言わなかったという発言はおかしいと言わざるを得ません。
バイデン政権は本当に人権問題に取り組むつもりがあるのか?
池上彰氏は同番組内で続けて「バイデン大統領、民主党は人権問題を重視する」と発言しています。
しかしその根拠は一切示していません。
ではバイデン政権は本当に人権問題に取り組むつもりでしょうか?
ウイグル弾圧についてはブリンケン国務長官は、ポンペオ前国務長官が認定したウイグル弾圧はジェノサイドであるとの認識は変わらないと発言していました。
今後もその姿勢は変わらないのでしょうか?
バイデン大統領はオバマ政権の時は副大統領でしたので、オバマ政権の時のウイグル弾圧に対しての姿勢はどうだったでしょうか。
オバマ政権の姿勢
オバマ政権が「弱腰」だったのは、南シナ海や東シナ海での軍事面だけではない。中国のアキレス腱といわれる、チベットやウイグルの民族問題、人権問題でも及び腰だった。
引用元:zakzak
オバマ氏はノーベル平和賞を受賞したような人物のはずですが人権問題には及び腰・・・
どうみても中国に対しては弱腰だったと言わざるを得ないでしょう。
バイデン政権はオバマ政権時代に戻しているとも言われています。
現在対中政策で、サキ米大統領報道官は「多少の戦略的忍耐を持って対応したい」と発言しており、この「戦略的忍耐」はオバマ政権時代にこの言葉を出して、北朝鮮に対して何もせず傍観していた様を彷彿させます。
尖閣に建造物を造れば破壊し、漁船には銃撃可能になり、機雷敷設なら強制撤去という中国の新・海警法。台湾関連では反国家分裂法絡みで“台湾独立分子”のリストも発表されるだろう。正にやりたい放題。だが米のサキ報道官は中国にはオバマ時代と同じく“戦略的忍耐で臨む”と。予想通り東アジアに暗雲。 https://t.co/pR6gIw21Km
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) January 28, 2021
現状はブリンケン国務長官がジェノサイドであるとの認識は変わらないとしており、オバマ政権時代と違い中国に対して強硬姿勢を示しています。
ただしジェノサイド認定は中国は強く反発しており、サキ米大統領報道官の戦略的忍耐発言もあり、そのまま強硬姿勢を貫けるかは疑問です。
池上彰氏の番組内での発言についてのまとめ
池上彰氏の「トランプが何も言ってこなかった」というのは事実とは異なりますね。
正直、オバマ政権時代の姿勢から考えても池上彰氏が何をもってバイデン大統領や民主党の方が人権問題に取り組むと言ってるかも分かりません。
池上彰氏の発言は真実とはとても言えないですね。
オバマ政権時に副大統領だったバイデン大統領が自発的に人権問題に取り組むようには見えませんが、今はトランプ政権で認定したウイグル弾圧はジェノサイドという認識はしているようですので、オバマ政権のような弱腰を払拭してもらいたいですね。