関西5連覇中の天理大学が、第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会の決勝で早稲田大学(関東対抗戦2位)に55−28と快勝!
天理大は全8トライの猛攻で昨年の王者早稲田を圧倒し3度目の決勝進出で悲願の初優勝をしました。
関西勢の優勝は1984年度に3連覇した同志社大以来36大会ぶりとのことです。
優勝後の天理大・松岡大和主将のインタビューもとても爽やかで素晴らしかったですね。
昨年は、ラグビー部員62名が新型コロナウイルスに集団感染し約1か月間活動を休止していましたが、そんな困難を乗り越えみごとに栄光を掴み取りました。
本当におめでとうございます。
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フィフィタ選手の今大会で
さて、その天理大学の優勝に大きく貢献したCTB(センター)シオサイア・フィフィタ(4年)選手がトップチャレンジ(TC、2部相当)の近鉄入りが有力とのことです。
フィフィタ選手は今大会では流通経済戦の2トライ以外、準決勝の明治戦と決勝の早稲田戦はトライがありません。
しかし、本人も言うように自分にマークが来るのを利用して、周囲を活かすプレーを多用することに徹した結果、天理大学に多くの得点をもたらせて優勝に大きく貢献しました。
以前のフィフィタ選手は自身のフィジカルとスピードを活かして突破するシーンが多かっただけに、その強みプラスして周囲をしっかり見ることができるより強力な選手になったという印象ですね。
フィフィタ選手のプレー動画
また、SNSでは、フィフィタ選手の凄さが詰まったこの写真が話題になっていました。
何度見てもこの写真は凄い。3人でフィフィタを止めようとするが、味方に繋いでいる。そら、抜けるよね。更に言うとそもそもこれだけタックルされてもフィフィタならここにバックフリップでパスを出すとわかっているから走り込んでる。改めてフィフィタは凄い。 pic.twitter.com/rgM3cMbNTp
— おーはらと申します (@s_ohhara) January 13, 2021
フィフィタ選手のポジションは?レギュラーを獲得できるのか?
フィフィタ選手が入団する近鉄とは?
近畿日本鉄道の実業団ラグビーチームで、「ライナーズ」は近鉄特急の「アーバンライナー」に由来し、ラグビーでのスピード感と力強さを表現しています。
現在近鉄はトップチャレンジリーグで、サッカーで言うならJ2のチームということです。ちなみにJ1に相当するのはトップリーグです。
近鉄は2017年まではトップリーグだったのですが、リーグ最下位によりトップチャレンジリーグに降格しています。
フィフィタ選手とポジション争いをするライバル候補は?
フィフィタ選手のポジションは天理大学ではCTB(センター)です。
CTB(センター)には森田尚樹選手とフィフィタ選手とパトリック・ステイリン選手をはじめ6名の選手がいます。
森田尚希選手は高校日本代表、U19日本代表、関西代表に選出された選手で同志社大学出身で、パトリック・ステイリン選手は7人制日本代表に選出された選手で拓殖大学出身です。
森田尚希選手は身長178cm、体重88kgです。
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パトリック・ステイリン選手は身長178cm、体重95kgです。
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フィフィタ選手は身長187cm、体重103kgですので体格だけでは上回っていますね。
今までよりも高いレベルになりますが、フィフィタ選手は通用する能力を持っていそうですので現レギュラーとのポジション争いは熾烈になるかもしれません。
フィフィタ選手は在学中、プロラグビーチームであるサンウルブズに所属していた期間があり、そこでのポジションはWTB(ウィング)が多かったようですね。
ですのでCTB(センター)でレギュラーが難しい場合、WTB(ウィング)にという可能性もありそう。
フィフィタ選手はCTB(センター)森田尚希選手やパトリック・ステイリン選手、その他選手とのポジション争いに勝てるのか?それとも違うポジションにいくのか?今後が楽しみですね。
フィフィタ選手の活躍についてまとめ
フィフィタ選手の今後の活躍についてまとめてみました。
近鉄入りして、まずはトップリーグへの返り咲きを目指して、2023年ラグビーW杯では日本代表として大暴れして欲しいですね。
これからも注目していきたい選手です。